畳のお手入れQ&A

畳のお手入れに関する?と!をまとめました。

A1.畳の表面にカビのようなものが生えている?
    カビかどうかの判断はともかく、畳の表面に産毛のようなものが生えていたら、決して拭き取ろう
    とせず、まず掃除機で吸い取ってください。もしもカビだった場合、雑巾などで拭き取ることは、
    畳表の内部に胞子を擦り込んでしまうことになり、解決になりません。
    掃除機で吸い取ったら、その後消毒用の「エタノール」で畳の表面を拭いて下さい。
    エタノールは、残った水分を揮発させて、カビ菌の除菌も同時にすることが出来ます。
    ホコリが原因の場合でも、掃除機で吸い取るほうがキレイに処理できます。
    カビをはやさない為には、日頃から高温多湿の環境にならないように注意して(換気や掃除)
    室内の風通しを良くするように心掛けましょう。

↑PAGE TOP

A2.タバコの焼け焦げを作ってしまった。
    タバコの焼け焦げは、大きさや深さによって対処法が違います。
    巾が1cm以内の焦げであれば、どうにか目立たなくすることは出来ます。
    具体的には、こげたイグサをきれいに抜き取ってヨコからきれいなイグサを寄せます。
    と、書いてしまえば簡単そうですが、実際はよほど上手に収めないと却って変になります。
    大きな焦げ跡の場合もそうですが、あまり気になるなら畳表の裏返しを検討してください。
    それにしても、そんなに大きな焼け焦げになっても燃え上がらないのは、イグサの長所です。
    でも、いくらイグサが熱に強いといっても、タバコや火の元には充分ご注意下さいね。

↑PAGE TOP

A3.お醤油(お酒・酢・血液・etc...)を付けてしまった。
    基本的に、こぼした直後に乾いた布ですばやく拭き取ってください。
    こぼした後、時間がたったものはシミになってしまいます。
    その場合でも、濡れ雑巾で擦り付けることはしないで下さい。

↑PAGE TOP

A4.机の足跡が付いた。
    雑巾を熱湯につけて硬く絞ったもので、跡が付いた部分を覆います。
    (熱湯の取扱いには充分ご注意を) その上からアイロンをかけてください。
    その後は自然の風で水分を乾かします。
    長年の家具の重みでへこんでいるのですからすぐに無くなる訳ではありませんが、
    時間と共に元に戻ってきます。イグサは天然の素材ですから、復元力に優れているんです。     

↑PAGE TOP

A5.たんすを退けたら、畳の色が変わっていた。
    その畳は何年使いましたか?家族の生活の歴史とともに畳も色が変わっていきます。
    でも、それは「色褪せ」ではありません。畳の表面を覆うイグサは天然の植物ですから
    経年変化で、色が変わりますが、いわゆる「枯れた」わけではありません。
    おそらくその畳は色が変わると同時に以前は無かった「艶」が出ていることでしょう。
    たんすの跡のきれいな部分の色もすぐに他の部分の色と区別がなくなります。
    それまで少しの間辛抱してください。
    最近、畳表の色を復活させる「塗料」も販売されていますが、自然のままがいいでしょ?

↑PAGE TOP

A6.ダニがいるような気がする。
    まず、ご理解いただきたいことは、畳自体からダニや虫は発生しないということです。
    ダニは餌のあるところに集まります。畳の上に寝転んでいて痒みや痛みを感じたり、
    ダニの存在が疑われるときは、そこにダニの餌になるものがあると思ってください。
    まず人に噛み付いたりするダニはツメダニですが、これはコナダニの多いところに繁殖します。
    では、コナダニはどうして増えるかというと、いろいろな栄養分で繁殖します。
    具体的には、カビやホコリ、人の皮脂やフケ、食べ物のカスなどです。ですから、
    対処法の第1は掃除です。カビの場合は前述の処置をしてください。その他の原因も
    ほとんどは掃除機で吸い取ることから始まります。原因となるものを除かなければ
    いくら殺虫剤や拭き掃除をしても、根本的な解決にはなりません。
    カビも、ダニも何も無いところには「発生」しません。もともと何処にでも存在している
    ものが、ある条件の下で「繁殖」「増量」するのです。
    お部屋の中をその「条件」にしないことを心掛けましょう。

↑PAGE TOP

A7.表替えと、裏返しってどう違う?
    畳も何年か使っていると、表面が傷んできます。傷んだ畳のメンテナンスの方法には
    大きく3通りあります。「裏返し」「表替え」「新調」です。
    「新調」は文字通り新しい畳と入れ替える事ですから、ここでの説明は省略します。
    まず検討するのは「裏返し」です。前述の焼け焦げも浅い傷なら裏返しで対処できます。
    畳は、畳床と畳表の張りあわせです。「裏返し」は一旦畳本体から畳表だけを取り外して
    裏返し、裏側のきれいな面を上にしてもう一度、畳床に張り合わせることです。
    (畳の構造については畳の教室を参照してください。)
    畳表はリバーシブルなんです。経済的ですね。エコロジーですね。
    でも、この技、1回しか使えません。2回目はこれから説明する「表替え」になります。
    一度裏返した畳表や、深い傷で傷んだ畳表は、裏返してもきれいになりません。
    そこで、新しい畳表を今使っている畳床に張り付けます。これが「表替え」です。
    畳の芯である畳床は現在のものを使うので、より経済的に新しい畳を楽しめます。
    基本的には畳床が傷んでない(歩くとデコボコする、感触がやわらかい等でない。)
    ことが表替えの条件ですが、これは、畳屋さんとの相談で決めてください。

↑PAGE TOP

A8.表替えの目安って何年目?
    前述のメンテナンスの目安ですが、理想的には3年で「裏返し」5年で「表替え」
    10年で「新調」です。 ...あくまで理想ですが。
    実際は、気になったときが変え時です。畳自体の傷みも大事なきっかけですが、
    お子様の入進学や、ご結婚、法事や記念ごとの機会に気分一新で畳を新しくされる
    場合が多いようです。

↑PAGE TOP

A9.畳ってどれも同じに見えるけど、どうして値段の差が大きいの?
    畳の価格を構成する材料で最も、価格差に反映するのは、畳表です。畳表には様々な種類が
    あります。生産地や、品種、銘柄等によりそれこそ何百通りにも分かれます。というか、
    天然物ですから、そもそも同じものがありません。便宜上等級分けをしていますが、
    それでも何十もの等級が存在します。イグサの等級を決めるのはまず、イグサ自体の
    長さ、重量、表を作る為に織り込んだイグサの本数、イグサの色、などです。
    イグサは栽培農家が畳表に織り上げるところまでを担当しています。出来上がった畳表は
    その他の農産物同様「セリ」にかけられる相場物です。その為、同じグレードの畳表でも
    時期によって価格差が出てくることも多々あります。また、最近は、中国等からの輸入物も
    多く出回っておりますので、見た目が良く似た畳表でも、中国産だから極端に安いという
    場合も見受けられます。こうなるとプロにしか見分けられません。
    いずれにしても、大多数の畳店では良心的な値付けをしているはずですので予算を告げて
    相談されるのが一番良い方法です。

↑PAGE TOP
  

畳屋宗達.com

「畳屋宗達」は商標登録出願中です Copyright (C) Tatamiya Soudatsu All Rights Reserved.